グループの頃は全く人気が無かったが、ここ数ヶ月でTikTokのフォロワー数3万8千以上、配信ライブには2500人が同時に観る事もあるようになった地下アイドル五日こよみ。物販も時間オーバーで購入が出来ない日もあるようになった。その仕掛け人の「さいとうさん」に話を伺った。
ー五日こよみさんをプロデュースするきっかけを教えてください。
僕は元々自分自身がパフォーマーとして色々経験してきたんですね。下北系のバンドをやりつつV系バンドをやったりして。だから、下北の屋根裏出て翌日に高田馬場AREAに出たりしてた。ホストでも執事喫茶でも出張ホストでも働いた。色々な界隈を垣間見た変なヤツです。その後、いわゆるメン地下（アイドル）を経験して、それも解散してプラプラしてた時にこよみさんが居たグループの運営をやってくれないかという話が来た。そのグループはセルフでやってたんですね。で、大変だと。
ー手伝って欲しいと言われたんですね。
ま、最初は風の噂でグループの事を聞いて手伝うよとこちらから（笑）ビデオ撮影と物販とフライヤー配りだけ1日の手伝いだったんですけど、その後メン地下の経験を活かして運営をやるという話になって。こんな素敵なグループなのに動員が少な過ぎるって。やり方が悪いと。自分のバンド活動やアイドル活動が志半ばだったので、不甲斐なかったんですね。そのリベンジをしたいなという想いが正直ありました。
ーそのグループは結局どうなったんですか？
3人ともいい子達でコンセプトもしっかりしてたしマジメにやってたから、続けたかったんですけどね…何一つ結果を残さないまま解散しちゃいました。正直、完全敗北ですね。完敗ってやつです。
結局色々アイディアを言ったんですけど、アイドルをやってるという事だけで満足してしまっているメンバーが居たり、「売れるまではやりたくない事もやらなくちゃいけない」っていう根本的な事をメンバーが理解出来なかったりとか、あんまり上手くいかなくて。
次第に頼んでた事を時間かけてやって来るのもこよみさんだけになったりとか。
あと、ダイエット企画をやったんですね。3人共とても頑張ってくれたとは思うんですけど、正直他の2人は見た目的に変化が見られなかった。でも、こよみさんだけは一時期こっちが心配するくらい頑張ってくれて。びっくりするぐらい脚とか綺麗に細くなって。
ー美脚キャラですもんね（笑）それに釣られてTikTokライブでは数千人が同時に観たりする日もあるほどで。
今でこそ、そうですけど当時はそんな事もなく（笑）ある時パッと携帯を出した時にチラッとこよみさんを観たら、僕のダイエットについてのアドバイスをメモったものを待ち受けにしてて。未だにファンの方と接する時以外はそのままだと思うんですけど。そういう地道な努力と根性に猛烈に感動しましたね。彼女の魅力は素直に提案された事をやってみるところでもありますね。
ーで、そうこうしているうちにグループ解散に至ると。
そう。3人共性格は良いと思うんですけど、女の子って結局チヤホヤされるだけで満足したり、論理的に考えられずに気持ちで考えちゃったりしちゃうから、そういう面が強すぎて僕と合わなかった。こよみさんはその中で必死についてきて頑張ってくれたから、みんながそれぞれソロやるなら俺はこよみさんにつくよ、と言ったんです。
ーなるほど。心意気にやられたんですね。
ええ。今どきあんなに頑張り屋さんは居ないですよ、あの若さで。ファンの方の事も最速で覚えようとしますから。僕もあのくらいの年齢の時は頑張る事など知らずにすぐダレちゃってたから。こよみさんに、これを勉強してくれと言ったら彼女はすぐ勉強してきますしね。…でも、こよみさん歌が（笑）
ー（笑）
でもそれを関係ないくらい吹っ飛ばす天性の可愛いさと、ロリポップな感じ？（笑）と、あとステージに立った時のオーラがあって。神田スペースキューブさんに撮ってもらったライブ中の写真があるんですけど、それが本当にカッコよくてね。ま、化粧崩れてるからお蔵入りになったんですけど。それ観た時に僕はイケると感じて、彼女をずっと信じる事にしました。そして、ロックンロールを感じさせる反骨精神も持ち合わせているから。
ぶっちぎり絶世の美女だ！という感じではないけれど、地下ドルが整形しまくってるこのシーンの中で完全にノー整形であの可愛いさとあそこまでの合法ロリぶりは充分に闘えると思っています（笑）
それに彼女は努力家で真面目で根性もあるので、きっと歌も上手くなると思うんですよね。実際ここ最近、前とは段違いに上手くなってるし。今度オリジナル曲を発表します。まだ荒削りだけど確実に名曲ですよ。ここから始めるんだ、という意志を持った楽曲。だから、今のうちに見ておいた方が良いと思いますよ。
ストーリーの最初の方から観ていた方が、エンディングでより感動出来ますから。
ーなるほど。本日はありがとうございました。
どうも、ありがとうございました。
